うどん好きにおすすめ!香川県でうどん三昧の日帰り旅行ならこのコース!

うどんの本場といえば、何といっても香川県ですよね。ここで生産される讃岐うどんは、全国でもよく知られた特産品です。実際に県内でのうどんの生産量と消費量は、全国でも圧倒的な高さを誇ります。もちろん美味しいうどんを提供するお店が沢山あるのも、ここでは見逃せません。

そんな香川県でうどんをたっぷり堪能できる、日帰り旅行のコースをここでは紹介します。

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空海ゆかりの寺院を巡りながらうどんを食べる!

香川県からは数多くの歴史上の偉人が誕生していますが、その中でも特に有名な人物といえば、やはり空海でしょう。平安時代に日本仏教の礎を築いた代表的僧侶の1人であり、弘法大師の尊称と共に世間一般に広く知られています。

香川県内には空海ゆかりの寺院も数多くあり、その総本山にあたるのが善通寺です。四国霊場八十八ヶ所の第75番札所にあたるこの寺院は、まさに空海が誕生した場所として有名なスポット。境内には国宝級の文化財や建造物が数多く残っており、見どころも満載です。

特に重要文化財の五重塔は、この寺院を象徴する建造物として知られます。ところで香川にうどんが伝わった由来を知っていますか。諸説ありますが、実は唐から帰国した空海がもたらしたという言い伝えも、有力な説の1つ。

真意の程は定かではないものの、日帰り旅行で空海ゆかりの寺院を訪れたなら、この地域でうどんを楽しむのも納得できますよね。

車でアクセスするなら善通寺ICから近いこのお店へ!

香川県内で有数の観光スポットである善通寺へは、車でアクセスするケースも珍しくありません。もし寺院に行く前にうどんを味わうなら、高松自動車道の善通寺ICを降りて5分ほどの場所にある、「長田in香の香」がおすすめです。

ここの定番といえば、やはり釜揚げうどん。麺の見た目はもっちり滑らか、そして実際に噛めばコシのあるしっかりした歯ごたえが特徴。これを徳利に入った格調高いダシ汁と一緒に味わいます。お店には160台を収容できる大きな駐車場を完備しているので、車でも安心して来店できます。

善通寺境内の近くで気軽にうどんを味わうなら、ここのセルフ店で!

善通寺に参拝した後には、手軽にうどんを楽しみたい方もいるはずです。それならば寺院の駐車場のすぐ横にある、「こだわり八輻」をおすすめします。セルフ式なので誰でも気軽に利用できる上、値段がリーズナブルなのも魅力的。

もちろん味も抜群です。特に温玉しょうゆうどんは、半熟の卵と麺とが絶妙に絡まり合い、豊かな風味を堪能できます。

善通寺へ行ったらこの歴史的スポットも一緒に観光しよう!

善通寺から車で30分ほど移動すると、もう1つこの地域を代表する歴史的スポットとして知られる、旧善通寺偕行社に到着します。

ここは旧陸軍第11師団の将校たちが社交する場として、1903年(明治36年)に建設されたもので、現在では国の重要文化財に指定されています。

そもそも偕行社というのは、陸軍将校の親睦や学術研究を目的とする団体の名称であり、全国的に幾つもの下部組織や施設を有していました。この旧善通寺偕行社もそのうちの1つです。建物の外観はルネサンス様式を基調としており、中央正面にある車寄せはドリス式の角柱と三角ペディメントで構成され、建物全体をシンボリックに際立たせます。

実はこの旧善通寺偕行社にも、うどんにまつわる話があります。1899年(明治32年)に第11師団の師団長として着任したのが、後に陸軍大将になる乃木希典。

当時の兵士たちが地元でうどんを常食としているのを目撃し、そこから栄養補給に優れたうどんを部隊食として、推奨したと言われます。

旧善通寺偕行社を見学した後は、このうどん店で本場の味を!

旧善通寺偕行社を見学した後に、本場のうどんを楽しみたいなら、「白川うどん」がおすすめ。お店へは車で1時間以内でアクセスできます。ここで注目したいのは、讃岐うどんを提供するお店の中でも数少ない、作り立ての手切り麺にこだわっていること。

手切りならではの優しいモチモチとした麺を、かけうどんでシンプルに味わうのが、最もおすすめの食べ方です。

ぶっかけの名店といえばここ!

旧善通寺偕行社から車で1時間以内にアクセスできるお店では、「山下うどん」もおすすめです。ここは地元では知る人ぞ知る、ぶっかけうどんの名店。茹であげてから冷水で締めたシコシコの麺に、ダシの効いた濃いめのつゆを直接ぶっかける、大胆な味わい方に特徴があります。

大根おろしやネギそしてレモンなどのトッピングが、一層さっぱりとした風味に仕上げます。

うどん発祥の地にある神社へ参拝しよう!

うどん文化が根付いた香川県の中でも、日帰り旅行でぜひ訪れたいのが、うどん発祥の地として知られる滝宮でしょう。特にこの地域の中心的な存在である滝宮天満宮は、必ず参拝したいスポットです。ここは平安時代に讃岐守として赴任した菅原道真公を祀っており、県内では学問の神様がいる神社として有名です。

また重要無形民俗文化財に指定されている「滝宮の念仏踊」でも、この神社はよく知られています。さらに見逃せないのは、献麺式というユニークな行事があること。地元ではうどん祭りとも呼ばれ、毎年4月24日になると、麺文化向上を祈願してうどんを奉納します。

まさにうどん発祥の地にふさわしいお祭りですよね。

道の駅でも本場のうどんを楽しめる!

車で滝宮天満宮へアクセスしたなら、参拝後は「道の駅・滝宮」へ直行することをおすすめします。というのも、ここには「うどん会館」と呼ばれる専用施設があるからです。滝宮天満宮から国道32号を経由し、車でわずが5分程度の距離なので、参拝後の移動もスムーズ。

風光明媚な府中湖畔の高台にあり、見晴らしも抜群です。また「さぬき百景」に選ばれた桜の名所である滝宮公園からも近いため、春になれば満開の桜が楽しめます。そんな道の駅では、うどん会館のレストランで本場の手打ちうどんを味わえるだけでなく、様々な施設やイベントが充実します。

例えばうどん打ち体験室や実演コーナーなどでは、実際に見て学び、手にふれて楽しめるので、家族での日帰り旅行にはピッタリです。施設内の売店では特産の醤油を販売している他、屋外の直販広場でも定期的に朝市を開催しています。

特に併設のハウスで摘み取ったイチゴのアイスや、うどんアイスといったユニークな特産品は、高い人気を誇ります。

香川県の日帰り旅行で、お気に入りのうどん店を探そう!

うどんの本場である香川県では、単にうどん店の数が多いだけでなく、うどんのタイプもお店ごとに幅広くバラエティ豊か。自分の好みに合ったお店を探すだけでも、十分に楽しめます。また、うどんにまつわる観光スポットやイベントも多いので、特定のスポットやシーズンを狙って訪れるのもいいかもしれません。

お気に入りのうどん店と観光スポットを見つけることができれば、香川県とのつながりを一層深めることもできるでしょう。

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